内見をしよう〈持ち物や、現地での確認点など〉

物件の資料で、立地や間取、賃料などを確認して、よさそうな物件があったら、内見をすることになります。内見、内覧と2つの言い方がありますが、どちらも同じ意味です。ここでは、内見のポイントについて説明してゆきます。

内見風景

内見までの流れ

一般的には不動産会社に連絡し、希望条件を伝え物件の絞り込みを進めます。現在ではインターネットサイトでご自身で物件の絞り込みまでできている場合もあります。ここで気になった物件は、内見をすることになります。

内見には手配が必要となりますので、予め内見予約をします。日時が決まったら、不動産店に向かうか、または現地待ち合わせかになります。指定された場所で不動産会社の担当者と待ち合わせて、一緒に内見をしてゆきます。

内見をキャンセルしたい

内見の予約をしたが、予定が入ってしまった時は、不動産会社の担当者に連絡を入れてください。内見のキャンセルはよくあることですので、気にする必要はありません。予定が入ったら、できる限り早めに連絡をしていただければ助かります。

内見のキャンセルの電話

持ち物

  • スマートフォン
    不動産会社の担当者との待ち合わせの連絡ができますし、写真を撮る事もできます。
  • 筆記用具
    気になったことをメモします。同じ日に数件内見していると、どこがどこだかわからなくなる事もありますので、気になったことはこまめにメモすることをお勧めします。
  • メジャー
    具体的に家具や家電を置くことを想定してサイズを確認できます。不動産会社の担当者は通常メジャーを持っていますので、メジャーがなければその旨お伝えください。

内見のポイント

  1. 全体的な間取の雰囲気
    間取図であらかじめ間取の確認をしてはいても、実際に足を運んでみるとイメージとは違うということもあります。部屋の広さ自体は表記通りでも、凹凸が多く生きたスペースが狭いなどといったこともあります。
  2. メジャーで寸法を確認
    物件募集図面の間取図だけでは細かな寸法はわかりません。部屋に置く家具や家電製品が決まっていれば、メジャーで現地を測ってそれが収まるのか、家具を置いて動線を確保できるのかなどがわかります。また、カーテンを新調することになるでしょうから、窓のサイズを確認しておくのもおすすめです。
  3. 収納量は十分か
    快適に暮らすには、衣服や生活用品などを収納できることが重要となります。収納量が十分なのか追加で棚やタンスが必要なのかなど、ご自身の荷物の量を想像しながら検討してみてください。
  4. 陽当りや眺望、においのチェック
    せっかく現地に足を運ぶからには、現地でしかわからない情報を自分の目や耳で確認するのがオススメです。間取図を見ただけではわからない、部屋から見える景色や日当たり、排水溝からのにおいや、近隣の音なども、内見でのチェックリストに入れておきましょう。明らかなカビ臭さなどは論外ですが、ごく僅かなカビ臭さを感じることもありますので、要注意です。
  5. 共用部の確認
    検討している部屋だけでなく共用部も要確認です。共用部については、セキュリティーや宅配ボックスの有無なども気になるポイントですが、ぜひ内見のときに見ておきたいのはゴミ出し場や駐輪場、駐車場などです。
  6. 近隣環境
    住まい選びでは家だけでなく、街も重要なポイントです。住み心地を大きく左右することになる周辺の環境についても、内見の際はきちんとチェックしておきましょう。駅やバス停までの距離感、普段買い物に行くことになるコンビニやスーパー、街の雰囲気など、実際に歩いてみることで、その物件での新しい暮らしをイメージしやすくなります。

内見でわからないことは

上記のポイントをご自身で確認することは、納得して契約する上で重要なことではありますが、内見ではわからないことはなんでも担当者に聞いてください。不動産会社の担当者は数多くの物件を見て知っているので、担当者にはプロの視点でその物件のメリット・デメリットなどを聞いてみるのもいいでしょう。